畳工事と小物製作、二つの顔を持つ店
都留市で畳工事一式を手がけるかたわら、畳縁を使ったオリジナルバッグや小物の製作・販売にも取り組んでいる。襖・障子・網戸の張替えや害虫駆除といった住まいの困りごとにも幅広く対応している。表替えと交換という二つの方法を用意し、畳の状態に応じて選べるようにしている。国産イ草を使った表を扱い、香りや風合いを大切にした商品構成にしている。
和室の張替えを相談に来た人が、畳縁のバッグを目にして小物のほうも合わせて注文するという場面もあるという。
畳文化を次に渡す役割
畳を暮らしの中にある日本の美意識の一つと捉え、その価値を多くの人に感じてもらいたいという考えを持っている。現代の住宅事情が変わっても、和の空間が持つ落ち着きを伝えることを役割の一つとしている。不景気や災害の影響を受けやすい建築業界の中でも、畳の価値を見つめ直す取り組みを重ねてきた。伝統を守りながら新しいアイデアを取り入れる姿勢が、その役割を支えている。
ブログでは藁床や建材床の違いなど、畳の基礎知識を扱った記事を継続して公開している。
職人自身が向き合う小回りの利く仕事ぶり
国家資格を持つ職人が直接現場に向かうため、間に人を挟まないやり取りが基本になっている。個人店ならではのフットワークの軽さを生かし、依頼内容に合わせて柔軟に日程を組んでいる。畳だけでなく襖や網戸、障子の張替えまで一つの窓口でまとめられる点が、規模の大きな業者との違いになっている。刃物研ぎのような小さな依頼にも応じる姿勢が、日々の対応に表れている。
お客様が「頼んでよかった」と言ってくれる仕事を心がけているとのことで、依頼後の言葉を励みにしているという声が聞かれる。
引き取りから防虫・防カビまでを一つの窓口で
不要になった古い畳の引き取り・処分を受け付けており、入れ替え後の片付けを別途手配する必要がない。カビや虫食いが気になる場合には、防虫・防カビ対策も合わせて相談できる。網戸や障子、襖の張替えも同じ窓口でまとめて依頼できる点は、住まい全体の手入れを考える際の助けになる。都留市を中心に、大月市や西桂町、富士吉田市、上野原市などにも対応している。
個人的には、古畳の処分まで含めて一括で頼める仕組みが、依頼する側の負担を思った以上に軽くしているように感じた。


