1991年から変わらない、現場への向き合い方
土木施工管理の技術者が安心して長く働き続けられる環境をつくる。株式会社キャスト環境研究所が1991年の創業以来続けてきたのは、この一点に集中した事業設計だ。東京都渋谷区本町に拠点を構え、首都圏4都県の土木・CAD現場にスタッフを送り出してきた実績は、30年以上の現場経験として蓄積されている。正社員雇用と長期安定現場への配置を組み合わせた働き方は、「使い捨ての派遣でも縛りの強い直雇用でもない」という言葉で自社が表現するとおり、従来の枠に収まらない雇用モデルだ。
「転職先を探していたとき、正社員なのに現場の選択肢がある点に魅力を感じた」という声が求職者の間に広まっているという。業界標準とは異なるこの雇用スタイルを、30年以上継続してきたことが、株式会社キャスト環境研究所という会社への信頼の根拠になっている。
未経験でも、スキルがあっても、年齢を問わず迎える
施工管理スタッフの採用では経験不問が基本で、向上心があれば派遣先での指導を通じて技術を積み上げることができる。CADオペレーターにはCADスキルが求められるが、施工管理の経験は必要ない。年齢・性別による制限はなく、妊婦さんへの法的配慮など必要な保護のみ順守するという方針が採用全体に貫かれている。定年後も給与を下げないとする制度の存在は、ベテラン技術者が現役を続けることを後押しするものとして受け止められている。
「入社時の経験よりも、向上心を評価してもらえた」という声がスタッフから聞かれるという。専門職に特化した採用を行いながらも、入口の間口を広く保つというバランスが、多様な技術者を受け入れる土台になっている。
現場の決め方に、スタッフの生活を織り込む
配置先は本人の希望を軸に決まる。履歴書・職務経歴書の内容に加え、パーソナリティ診断・派遣先との相性・通勤時間・経路という日常的な条件まで総合的に判断するプロセスが確立されている。これにより、スキルと現場のマッチングだけでなく、生活動線との整合も事前に確認できる。「希望を細かく聞いてもらえた」という評価が求職者に多い点は、このプロセスの実効性を示している。
派遣先は「原則として長期安定した職場」とされており、数ヶ月単位で現場が変わる運用は採らない。一つの現場でチームの一員として定着できることが、スキルの深化と職場環境への慣れを同時に可能にしている。
「輝ける場所」を、制度と文化の両面で用意する
「一人ひとりが輝ける会社を目指す」というビジョンは、配置後のサポート体制にも反映されている。職場はコンプライアンス意識が高く、「職種の違う立場の人を尊重する雰囲気がある」という声がFAQに掲載されている。ハラスメントを受けた際の相談対応も整備されており、気になることがあれば随時相談できる窓口がある。個人的には、ここまで職場文化の質を発信している会社は少ないと感じた。
福利厚生の充実を経営の優先事項に掲げ、仕事とプライベートをどちらも大切にできる職場環境を整えてきた。代表取締役・竹末猛氏のもとで、土木設計・施工管理を通じた地域社会への貢献と、スタッフの生活の安定を同時に追求する姿勢が、株式会社キャスト環境研究所の事業の骨格をなしている。


