判断できないのは、見えていないからという発想
掲げているのは「見えない土地を判断できる未来へ」という理念です。相続で受け継いだ山や空き地は、現地を確かめないかぎり、売ることも整えることも決めきれません。栃木山林相続地管理センターは、この決めきれなさの根っこにある「見えていない」状態を、事実の分かる状態へ置き換えることを事業の芯に据えています。最新の機材と、現場を歩く目視の調査を掛け合わせ、持ち主が自分の土地について判断を下せるところまで運ぶ。派手な提案よりも、まず事実を渡すことに重きが置かれています。
理念は言葉だけにとどまりません。ドローンで全体像を押さえ、徒歩で細部を確かめる流れは、この考え方をそのまま作業へ落とし込んだものです。上空の一枚と地上の記録を突き合わせることで、写真一枚では判断しづらい場所の姿が立ち上がってきます。
事実を渡すための報告のかたち
報告は写真20〜40枚と短い動画、そして簡易レポートという一式にまとまります。文章の説明だけでは伝わりにくい斜面の傾きや藪の深さも、映像であれば直感的に掴めます。標準現況確認は土地1か所を60分以内で確認し、9,800円、原則24時間以内にデータが返る流れです。判断を先延ばしにせず動けるよう、報告の速さもこの理念を支える要素になっています。
確認する観点は幅を持たせています。進入路の有無、車両や重機の進入可否、草木の繁茂、倒木や危険木、不法投棄、水たまりや浸食、隣接地への越境まで見て回ります。数値と画像で状態が整理されると、売る・手入れする・置いておくといった選択を、勘ではなく根拠で選べるようになります。
代表自身の経験が根にある姿勢
理念の背景には、代表の青木龍さん自身が土地の相続で苦労した経験があります。何から手を付ければいいのか判断がつかない、という段階の戸惑いを知っているからこそ、そこから相談へ順を追って向き合う進め方が根づいています。個人的には、同じ道を通ってきた人が現地を見てくれるという事実そのものが、条件の数字とは別の安心を生んでいると取材で感じました。
依頼の中心は現況確認で、境界を確定する測量や登記の手続きそのものではありません。まず今の姿を記録し、その先の判断材料を所有者へ手渡す立ち位置です。この線引きがあることで、いきなり重い決断を迫られる不安なく、状況を知る一歩目として頼りやすくなっています。
相談から作業までをつなぐ間口
相談はLINEの無料相談や問い合わせフォーム、050-6869-3646の電話から入れます。朝8時から夜20時まで、定休日なく受け付け、初回の相談に費用はかかりません。拠点は日光市川室で、日光市・宇都宮市を中心に出張し、条件が合えば全国からの相談にも応じます。現況確認のあとには草刈りや倒木処理、伐採、整地といった作業まで一続きで頼めるため、見える状態にした土地を、そのまま手入れへつなげられます。


