役割を固定しない、育ち合う現場
電気の安全を預かる仕事は、結局のところ人で決まる。電気保安法人 株式会社Y’sが軸にしているのは、教える側と学ぶ側を固定せず、案件ごとに役割を補い合いながらチーム全体で品質を上げていく働き方だ。技術的な知見の共有を日常にし、経験年数に関係なく相談しやすい空気を保っている。正直に言えば、この規模の会社でここまで風通しを意識しているのは珍しく、取材の場でも空気の柔らかさが伝わってきた。
在籍する有資格者の顔ぶれは幅が広い。第三種電気主任技術者3名、第一種電気工事士3名のほか、1級電気施工管理技士、職長・安全衛生責任者、高所作業車、酸素欠乏・硫化水素危険作業やフルハーネス型墜落制止用器具の資格を持つ人員まで揃う。一人が幅の広い作業をこなせるため、現場の状況に応じて人の組み合わせを変えやすい。
点検から改善提案まで、途切れさせない管理
人の力は、電気管理業務の進め方にも表れる。電気保安法人 株式会社Y’sは、日ごろの点検や状況確認から設備の異常や劣化を早めに見つけ、必要に応じて改善提案や保守管理へつなげている。設備トラブルや事業停止のリスクを抑えるために、状態を定期的に確かめ、法令に沿った保安管理を続ける。豊富な経験と専門知識をもとに、企業の設備管理で生じる課題の解消を後押ししていく。設備の状況はそれぞれ違うため、まずは丁寧な調査から入り、現場に合った管理の形を組み立てる。保安管理・点検で安全な運用を支えるだけでなく、不具合箇所の改修工事の提案から施工まで、電気に関わることを幅広く引き受ける。規模を問わず相談を受け止める窓口があるため、設備の悩みを一か所へまとめて持ち込める。
若い会社が背負う、技術継承という宿題
電気保安法人 株式会社Y’sは2022年8月、大阪市都島区で設立された。竣工検査と点検業務を出発点に、同年11月には関西電力グループとの取引が始まり、2024年9月には登録電気工事業者の登録を受けている。代表の秋山良乃は、これまで培ってきた技術と知識の継承を進め、より多くの法人へ応えたいという思いから会社を立ち上げたと語る。設立から日が浅い会社ながら、人を育てながら仕事の幅を広げる道を選んできた。2025年11月には兵庫県尼崎市に支店を開き、2026年4月には電気保安法人として保安業務へ踏み出している。点検から出発した会社が、工事や保安の領域へ守備範囲を伸ばしてきた道のりだ。資本金100万円で始めた会社の、着実な足取りが沿革に刻まれている。
正社員を募集、キャリアの階段も用意
現場を担う人を、電気保安法人 株式会社Y’sは正社員として募集している。電気設備の保安管理や竣工検査など任せる仕事は専門的だが、週休2日制を敷き、キャリアアップも支える職場だ。入社後にともに働く先輩の声も公開しており、仕事の中身や成長の道すじを事前に知ったうえで飛び込める。本社は大阪市都島区、支店は兵庫県尼崎市にあり、近畿圏を中心に全国の現場で経験を積める環境がある。現場は特高・高圧の受変電設備から太陽光設備まで幅があり、継電器試験やケーブル診断など扱う試験の種類も多い。先輩の声には、初めて一人でLBSの取替を任された日の記録もあり、任せて育てる社風が言葉になっている。週休2日制で、専門的な仕事を続けながら資格や技術を伸ばせる。案件ごとに役割を補い合う進め方は、入ったばかりの人にも学びの場を用意している。専門性は高いが、相談しやすい空気が下支えになる。


